
というちょっと気になる疑問にサクッと解決する記事になっています。
こんな方におすすめ
- ランニングすると老化する原因を知りたい人
- ランニングすると10才若返る理由を知りたい人
- ランニングの美肌効果と予防法を知りたい人
なぜならば、これから紹介する『ランニングは劇薬なのか⁈老化する原因vs10才若返り効果』は、その道のプロや研究者によって効果が検証された内容だからです。
そして、この記事前半では『ランニングをすると老化する4つの理由』について説明します。
さらに、記事後半では『ランニングすると10若返り効果』との研究を紹介します。
この記事を読み終えることで『ランニングをすると老化する原因』が納得できるだけではなく、実際に『10才若返るランニングやり方』が身につきます。

目次
ランニングは劇薬なのか⁈【老化する原因vs10才若返り効果】
ランニングすると老化の原因になる
活性酸素
1つ目に紹介するのは、有酸素運動により体内生じる活性酸素です。
活性酸素とは、呼吸によって体内に取り込まれた酸素の数%が活性酸素に変化すると考えられています。活性酸素は、体内の代謝過程でいろいろな成分と反応し、過剰になると細胞傷害をもたらします。
つまり、活性酸素は、体の様々な部分を錆びさせ機能低下を引き起こさせます。
具体的に活性酸素を発生させる原因として、
- 食べすぎ
- ストレス過多
- 喫煙者
- 紫外線
- 過度な運動
などが活性酸素が過剰発生させると言われています。
リストの最後にある強度な運動とは、息が切れるほどのランニングを長時間行い、ランニング後に倒れこむ場合ですが…
現実的には、そこまで追い込むことはないと思いますので食べすぎ、ストレス、喫煙などの複合要素が相まって老化の原因を作っていると考えてられてます。
強度な有酸素運動は、活性酸素が体内に発生し老化の原因になる。
有酸素運動
45分以上の有酸素運動が老化の原因につながります。
前述したような、過度なランニングの境界線は、45分です。
つまり、45分以上走ることにより、2つ逆効果が身体に及ぼすとされています。
その2つとは、
- コルチゾール:ストレスホルモンが増す
- ミトコンドリア:酸素からエネルギーを作る
ストレスが増えると活性酸素が増えるので、老化につながります。
また、コルチゾールは、食欲を増す効果もあり、痩せないで老化する可能性があります。
さらに、ミトコンドリアは、適度な運動により活性化しますが、長時間のランニングには向いていないとされています。
注意
45分という境目かの過度なランニングとなり、それが原因で発生するホルモンにより老化を増進させるので、注意が必要です!
筋肉の消費
そして、3つ目にご紹介するのは、筋肉の消費についてです。
長時間のランニングは活性酸素が増え、ストレスホルモンが分泌され、それを打ち消すにはエネルギーを作りだします。
そのエネルギーを作るには、最初に脂肪から消費するのではなく、筋肉を使い消費しています。
つまり、エネルギー不足を補なうためにしっかり食べる。
そして、脂肪でなく筋肉を先に消費するので、筋肉が落ち老化してしまうのです。
怪我の発生
そして、最後に紹介するのは、ランニングによる怪我の発生率のデータです。
1992年の調査では、ランニングによる怪我の発生率は37~56%という結果が出ています。
ランニング特有のケガを表すと、
- 腰
- 坐骨神経痛
- 腰痛
- 膝
- 足首
- アキレス腱炎、捻挫
- 足(指)
怪我の部位をかばうことにより、体の過度なねじれが起こり、腰痛やひざ痛などに悩まされ動きが制限され老化現象が増進してしまうのです。
ランニングをすると老化するとは、逆に実年齢よりも10才若く見える方法について見てみましょう。
ランニングの効果と予防
実年齢より10才若い
ランニングをしたり、活発に運動することで老化の進行を遅らせ、実年齢より10歳下程度の若さを保つことができることが、科学的に明らかになりました。
具体的な研究とは
アメリカで5000人以上の成人を調査した研究で、
日常的に運動をする人は、ほとんど動かない人や、やや活動的に過ごしている人たちと比較して、細胞レベルで若いことがわかった。
step
1アメリカの「予防医学」に掲載されたこの研究は、米保健福祉省の健康と栄養に関する調査に1999年から2002年に参加した5823人の健康データを精査した。
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2参加者は年齢、性別等の統計情報に加えて、どれくらいの頻度で運動するか?といったライフスタイルについて回答している。
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3この研究では、参加者のテロメア(細胞の老化の程度を示す、染色体の末端部位)も観察している。
テロメアとは、染色体の末端部を保護する役割があって、ちょうど靴ひもがほつれないように付いているプラスチックの筒のようなものです。
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4細胞が分裂するごとにテロメアは短くなりガンや脳卒中、心臓血管の病気など老化に伴う様々な病気につながり、最終的に染色体を保護できなくなるため、細胞は老いて死にます。
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5研究でブリガム・ヤング大学のラリー・タッカー教授は、テロメアの長さと身体活動のレベルを比較した結果、日常的に活発な運動をする人とそうでない人との間に、著しい違いが生じていることがわかった。
step
6「年齢が40歳だから、生物的にも40歳ということではない」とタッカーは声明で述べている。「実年齢より若く見える人たちがいることは誰でも知っている。身体的に活動的な人は、生物的な老化も抑制される」
step
7タッカー戦線によると、高レベルの身体活動を行っている人は、ほとんど動かない人より9歳、「実年齢と比較した若さ」があった。やや活動的な人と比較しても、7歳は「若かった」。
ポイント
ここで言う高レベルの身体活動とは、一日に30~40分のランニングもしくは同等の運動を、少なくとも週5日は行うこととタッカー教授は定義しています。
「明らかに、高レベルの身体活動を行っている人はテロメアが長く、動かずにいる人と比較して数年程度、細胞の老化が抑制されている」
運動がなぜテロメアの長さを維持させるか、その理由はわかっていないが、タッカー教授は炎症や酸化ストレスとの関連を指摘しています。
運動は長い時間をかけて、炎症や酸化ストレスを抑制することが知られています。
「アンチエイジングで本当の効果を出したければ、少々の運動では意味がない。日常的に高レベルの運動をしなければならない」と、タッカー教授は述べています。
日常的な運動が死亡率を下げ、寿命を伸ばすことはわかっているが、その効果がテロメアの温存によるものかもしれないことは新たな発見です。
美肌効果
ランニングは美肌効果もあります。
ランニングなどの有酸素運動をすると肌のターンオーバーがおきます。
ターンオーバーとは、古い角質が新しくなることです。
また、普段から運動している人は、運動していない人に比べ、肌のコラーゲン量も違うという研究結果もあります。
つまり、普段のランニングは知らないうちに美肌作りをしているのと同じなのです。
ただ、紫外線は肌のコラーゲンを壊してしまいます。
なので、紫外線の少ない早朝や夜に走ると効果的です。
抗酸化機能を高める予防法
身体を酸化から守る抗酸化機能を高めるにはどうすればいいのでしょうか?
まず、食習慣や生活習慣に気をつけることが大切です。
緑黄色野菜などに含まれるビタミンC,E,βカロチンが脂質の酸化を防ぎます。
具体的な食品としては、
- お茶
- ワイン
- 大豆
などは抗酸化作用があると言われています。
また、サプリメントで抗酸化作用を高めていくというのも1つのポイントです。
抗酸化作用に対しては、野菜や果物に多く含まれるポリフェノールという成分が有効です。
活性酸素が細胞に悪さをするまえに、捕まえてくれるのが抗酸化物質だと考えてください。
この抗酸化物質は食べ物から得ることができます。
代表的な抗酸化物質としては、ワインなどに含まれるポリフェノールなどがあります。
アントシアニン | 赤ワイン・ブルーベリー・ブドウ |
カテキン | 緑茶 |
βカロチン | にんじん、かぼちゃ |
リコピン | トマト・スイカ |
フラボノイド | 豆・タマネギ・シソ・緑茶 |
セサミノール | ごま |
含硫化合物 | ニンニク・キャベツ |
アスタキサンチン | 鮭・エビ・カニ |
カカオポリフェノール | ココア・チョコレート |
代表的な抗酸化物質を挙げてみました。
これらの物質が体内に取り込まれていれば、活性酸素が増えたときに無害化してくれるので、老化を遅らせることができるとされています。
よくある質問
ラン歴5年の61歳です。最近、運動により発生する活性酸素によってガンや動脈硬化になる恐れがあると聞きました。私は軽い糖尿病と診断されているので活性酸素が怖くなり、以来毎日歩いてばかりいます。走って、大会に出て、達成感を味わいたいです。活性酸素に対する考え方をお聞かせください。
運動をしない生活よりも適度な有酸素運動を生活習慣に取り入れる方がはるかに健康維持・増進に効果が期待できます。 活性酸素が気になるようでしたら抗酸化作用の強い食品(ビタミンC)を多く含む柑橘類の果物やジャガイモを食生活に取り入れるとよいでしょう。練習やランニング後にノンカロリーのスポーツドリンクにレモン果汁を混ぜて飲むなどすれば抗酸化作用は大きく、活性酸素のカバーになると思います。
ランニングが老化予防になりますか? ランニングやジョギングをすると老化にいいという話を聞きますが、実際に老化の予防になりますか? ランニングをやってみて効果はどれくらいで出ますか?
足腰強くなりますから老化防止には絶対に良いですね 脂肪を減らせるし体重が軽くなると言うのは 身体への負担が減ります 心肺機能も強化出来ますしとってもいい事ですよ
ランニングでコルチゾールを分泌させることは老化を促進させ、ランニングを日常的に行い、コルチゾールを分泌させるとストレスに強くなると聞きました。 では、老化を促進させずにある程度ストレスに強くなれる、ランニングの時間や距離などありましたら教えていただきたいです。
コルチゾールは、簡単に言えばストレスや 運動や仕事での身体の負担 あとは痛みなどに反応して出る”火事場のバカ力的”ホルモンです。 要は緊急時というか頑張らないといけない時に力を出すために分泌されます。次にコルチゾールを分泌させるとストレスに強くなる件ですが、精神的にハイになったり痛みを感じづらくなります。とはいえ毎日長時間運動やストレスを感じている みたいな状況でない限りそこまで気にする必要はありません
まとめ
『ランニングは劇薬なのか⁈【老化する原因vs10才若返り効果】』のまとめです。
まず簡単におさらいとして老化の原因になる要素は以下のとおりです。
- 食べすぎ
- ストレス過多
- 喫煙者
- 紫外線
- 過度な運動
などが活性酸素が過剰発生させると言われていますが、倒れ込むほどの追い込まない限りランニングだけで老化することはないようです。
次のポイントが時間です。
45分以ランニングすると過度なトレーニングとなり、それが原因で発生するホルモンにより老化を増進させるので、注意が必要です!
とは言え、ランニングをしたり、活発に運動することで老化の進行を遅らせ、実年齢より10歳下程度の若さを保つことができることが科学的に分かっています。
ブリガム・ヤング大学のラリー・タッカー教授は、「年齢が40歳だから、生物的にも40歳ということではない」と主張しており、一日に30~40分のランニングもしくは同等運動を、少なくとも週5日は行うことと定義しています。
また、ランニングすると、肌のターンオーバーが起き美肌になり、コラーゲンも増すことが分かっています。
身体に負担がなく1週に5日続けられると言えばスロージョギングが最高なのかも知れせんね。
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