最近の有酸素ダイエットのブームで、ラジオ体操が今見直されてきています。ラジオ体操ダイエットの効果・動き・時間などについて調べてみました。
目次
ダイエットラジオ体操
研究尽くされた効果的な動作
ラジオ体操など遠い昔のことで、もうやり方もすっかり忘れてしまった人も多いですね。
でも、誰もが小学生の時にしていたラジオ体操を、今一度見直して、毎日の生活のエクササイズに取り入れてみませんか?
その十分に研究尽くされた効果的な動作は、ダイエット効果や老化防止にもとても有効です。
カロリー消費量や効果的なラジオ体操の仕方などを確認します。
ラジオ体操の動き
ラジオ体操は、身体の400もの筋肉を動かすように作られています。
ラジオ体操には1と2がありますが、2は、1よりもテンポが早く難易度もあり、運動強度が高くなるように組まれています。
ラジオ体操を効果的にするには、一つ一つの動きを丁寧に、正しくする必要があります。
背伸びし、腕を振り、屈伸、前屈などをしっかりとして、動きにあわせてゆっくりとお腹の底から腹式呼吸をします。身体の中に十分な酸素を取り入れることで、体内の脂肪を効果的に燃焼することができます。
ラジオ体操 ダイエット第1、第2を動画で確認。
ラジオ体操のダイエット効果
ラジオ体操1を遅い動きで身体をゆったりと動かせば、脂肪をじわじわ燃やす有酸素運動になります。
また、1と2を録画撮りして倍速ですると、同じレッスン時間で難易度の高いエクササイズとなり、筋トレ効果も期待できます。
ラジオ体操をうまく利用すれば、自宅に居ながら無料でできる、素晴らしい筋トレ・ダイエットにもなるのですね。
ラジオ体操は、椅子に座った姿勢でもできるように構成されています。脚の怪我や腰痛で立って行えない場合も、上半身を動かして血液の循環を良くし、代謝を効果的にあげてゆくことができます。ご家庭の高齢者の方も一緒に、朝のラジオ体操をするのも良いですね。
ラジオ体操の時間と効果
ラジオ体操は朝型人間になる良いチャンスを与えてくれます。
Eテレのテレビ体操
毎朝6時に起き、6時25分からのEテレのテレビ体操をつけましょう。たった10分の体操ですが、毎日続けることで健康な身体を作ることができます。
また、総合チャンネルで9時55分からと14時55分からも、5分ずつラジオ体操があります。
ラジオ体操を朝すると、身体を動かすことによって血液の流れが良くなり、脳を活性化するため、その日の仕事の集中力、勉強の記憶力の向上に繋がります。
セロトニンを分泌させる
また、いま注目されているのは、セロトニンを分泌させる効果です。
セロトニンは血液の循環が良くなると、脳内に分泌され、神経を休めて情緒を安定させる働きがあります。
セロトニンは、不眠症やうつ病を回復する、心の健康には欠かせない物質なのです。
また、午後のラジオ体操ですが、人の身体は16時から18時の間が最も体温が高く、この時間帯に身体を動かすと、カロリーの消費効果が高くなります。
仕事の手を休めてテレビをつけて、この時間にラジオ体操すれば、ダイエットにとても効果的なわけですね。
ラジオ体操で体質改善
デスクワークや一箇所での立ち仕事など、同じ姿勢を長時間続けると筋肉が固まり、肩こりや腰痛の原因になります。
ラジオ体操で首や腰を回すことで、凝り固まった筋肉の緊張をほぐし柔軟性を持たせることができます。
また、血流が良くなり体温が上がるため、冷え性が改善されます。
血液循環が良くなると、身体の隅々まで血を巡らせ、老廃物を体外に排出し、手足のむくみも取れます。そして、体内の余分な水分に溜った老廃物が、脂肪とくっついて体脂肪となり、肥満になるのを防ぎます。
ラジオ体操のお腹をひねる動作は、腸を刺激し、腸内環境を活性化して便秘解消になります。
ですからしっかりと、体をねじって下さい。体の軸を捉えながら、前後左右にバランスのとれた動きをすることで、背骨や骨盤の歪みを矯正することができます。
骨盤の周りには大切な血管やリンパ管が通っているため、その歪みを直して流れをよくすれば、いろいろな意味で体質改善することができますね。
消費カロリー
ラジオ体操には、第1と第2がありますが、2つを続けてすると、25~30キロカロリーを消費できます。
しかし、ダラダラと適当にしていては、それだけのカロリーを消費することはできません。
本物のダイエット効果に結びつけるには、正しい動きが必要です。
身体の隅々まで神経を行き届かせて、動画の手本をしっかりと見て、正しいフォームを覚えましょう。
まとめ
激しい筋トレやランニングだけがダイエットではありません。
ラジオ体操を毎日続けることで、「肩こりが治った」、「冷え症がよくなった」とその効果を実感できれば、続けてゆくモチベーションもアップしますね。
早起きして、規則正しい生活をし、1日に一度、全身を動かして筋肉の緊張をほぐしてあげることで、健康な身体を作ることができます。
今日から目覚ましを、朝6時に合わせてみませんか?