ハズキルーペのCMクリエーターは⁈ 松村会長とはどんな人なのかネットで話題になっています!!
CM好感度ランキング2位を獲得「ハズキルーペ」のCMはとてもインパクトがあります。
渡辺謙さんがCM制作を手掛けたとも言われ直近2年で100億円を広告費を使うとはどんな会社なのか調べてみました。
目次
ハズキルーペ CMクリエーターは⁈ 松村会長とはどんな人?
ハズキルーペ
渡辺謙によるCM制作
「今はまだブレイクじゃない」 渡辺謙と考えたテーマは“怒り”
普通は、CMといえば電通などの大手広告代理店などがCMクリエイターを起用し、プロジェクトチームを組んでアイデアを持ち寄り、キャスティングから演出までを手掛けます。
しかし、ハズキルーペの場合は随分違うようです。
それは、ハズキルーペの代表取締役会長兼CEOの松村謙三さんがすべてを取り仕切っています。
また、CM中出演している役者さんからの意見も積極的に取り入れることでも有名です。
渡辺謙「怒り」の鉄拳
このような背景から提案があったのが...
世の中の文字の小ささに怒るシーンは渡辺謙さん自らが「怒り」をテーマに提案してました。
『僕だったらこういうCMを作りたいというのを書いたから見てください』とアイデアを渡辺謙さんが箇条書きにして送ってくれました。
普通ありえないでしょう。ここまでCMに本気で打ち込んでくれる俳優はいません」と松村会長は語る。
実際、あまりにも本気で怒りをあらわにする渡辺謙さんの姿は何度見ても迫力があって圧巻だっそうです。
ハズキルーペ誕生秘話
松村会長は、プリヴェ企業再生グループ株式会社という、積極的に企業の合併・買収をする会社の会長でもあります。
その会社がタカラトミーさんから買収した企業が20年以上手がけていたルーペ事業がありました。
その当時のデザインもフレームもいいとはいえないものでしたが、あるテレビ通販CMでベテラン俳優を起用してルーペを紹介したところ、売り上げが伸びました。
この時、松村会長は、その世代が知っている芸能人を起用することで視聴者はより商品に親近感が増し売り上げを伸ばすことを確信しました。
新たなルーペの開発
新しくレンズもフレームのデザインも一新しました。
製造業は金型が命なので、グループ会社の神田通信工業のエンジニアを中心に自社工場で製造ラインを新設し、生産の自動化にも成功しました。
今では、1万個作って不良品は1個の高水準まで達しました。
広告は売り上げに正比例?!
テレビのCMで見ない日がないハズキルーペのCMですが、直近の2年間で100億円かけているそうです。
それだけかけても儲かっているのでしょうか?
- 平昌冬季五輪でスポンサー、店舗での売り上げが飛躍的に伸びた。
- 取り扱い店舗も急増、全国約3万3千店舗で売り場を展開している。
- 謙さん起用により父の日のプレゼントが母の日を超えた。
さらにさらに...
CM効果は続きます。
自社店舗ゼロ
また、ハズキルーペは自分の店を持っていません。
なので、各店で売り場を作りたいと思ってもらわなければいけない。
CMを打つことでお客さんがハズキルーペを求めて店舗にやってくる。
こうして、取り扱い店舗数は増えて4万6千店舗以上に。
メガネ店はもちろん、百貨店やホームセンター、書店、最近では美容室でも取り扱うところが増えた。
来年4月以降のCM
来年4月以降のCMも動き始め、「次はもっと面白い」と自信満々に松村会長は語っています。
「すでにキャスティングも決まっていて、一番当たるんじゃないかって映像監督とも言っています。一人で考えるのはダメだから、色々と意見を聞きながら作っています。アイデアを伝えたら、『奇想天外だ』って言われましたよ」
発展途上でプレイクしてない
「まだまだブレイクしていません。やっと階段を1段上ったくらいですね」とも松村会長は語っています。
- キャスティングが豪華
- 週43番組のメインスポンサー
- 費用は直近2年で100億
- 今後100億を使う予定
松村会長とはどんな人?
プロフィール
名前:松村謙三(まつむら・けんぞう)
誕生日:1958年12月生まれ
出身:大阪府出身
大学:成蹊大法学部
職歴:卒業後、外資系証券を経てプリヴェチューリッヒ企業再生グループ(現プリヴェ企業再生グループ)設立、これまでに52社の企業買収。
大阪大大学院法学研究科客員教授と、大阪大知的財産センター客員教授。
役員報酬4億円
ちょっと古いですが...
2011年度の役員報酬が4億3200万円であると公表されていますが、
今はハズキルーペの会長で、
すごく快調なので...
報酬はもっとスゴイと思います。
ハズキルーペは子会社の一つ
本社は六本木ヒルズの37階です。
松村会長は最初に1997年プリヴェチューリッヒ証券を創業しました。
その後プリヴェチューリッヒ企業再生グループを設立し、神田通信工業や静岡日産自動車販売、三河日産自動車販売などを買収に成功しました。
阪急電鉄や京成電鉄、複数の中堅証券会社、帝国ホテルなどの株式も取得しています。
そして、2009年プリヴェ企業再生グループに社名変更しました。
2012年に上場廃止し、松村会長と資産管理会社のオーナー企業となっています。
売上高は非公開ですが、グループ従業員数1440人とはスゴイですね。
もちろん、ハズキルーペを手掛けるHazuki Companyは子会社の中の一社です。
まとめ
約10年でここまでの会社を創業した松村会長ですが、ライブドアの時は大ピンチで紙一重のチャンスを掴みここまで来たようですね。
お父様が建築家であった影響か小さいころから絵画などに触れていました。
今は有名無名の絵画のコレクションが700~800点あるそうです。
面白いと思うのが、趣味のゴルフでパットはストレスになるからグリーンオンしたらパットはやらないそうです。
松村会長にとってCMは芸術であり、事業家としてではなく、企業買収家として最後に歴史に名を残したいそうです。