プラネタリウム・ヘルス・ダイエットとは? そのやり方は?

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プラネタリウム・ヘルス・ダイエット とは? そのやり方は?

プラネタリウム・ヘルス・ダイエットがネットで話題になっています!!

聞きなれない言葉ですが…

プラネタリウム・ヘルス・ダイエット について調べてみました。

プラネタリウム・ヘルス・ダイエット とは、地球規模での食生活の転換プロジェックトの総称です。

プラネタリウム・ヘルス・ダイエットとは? そのやり方は?

地球規模での食生活の転換プロジェックト

食生活を転換するダイエット法とは?

プラネタリウム・ヘルス・ダイエットの目標は、人命を救うことです。

このダイエット法に従って食生活を転換すれば、世界で年間1100万人以上の人たちが、食生活に関連した病気で命を落とさずに済むようです。

さらに、このダイエット方法を取り入れることが出来るなら、2050年に100億人に達すると見込まれる世界総人口に対して充分に食料を賄えると研究者は発表しています。

食生活を改善するプログラムの総称ということでしょか。

世界規模で、全粒穀物、豆類、果物、野菜を大量に含む食生活に切り替えるよう提案しています。

削減する食材としては、肉、魚、卵、砂糖や精製穀物の消費を抑えるなどです。

では、このプラネタリウムダイエットで研究者らが提唱していることを実現させるには、どうしたらいいののでしょうか?

具体的な実現方法とは?

  1. 赤身肉消費量を50%OFFハンバーガー週1回まで
  2. 全粒穀物、豆類、果物、野菜中心の食生活へ転換する
  3. 肉、魚、卵、砂糖や精製穀物の消費を大幅に削減する

ここまで聞くと肉食から菜食主義への転換を推奨してるようでがスウェーデンのストックホルム大学のヨハン・ロックストローム博士によると:

食べ物は、人間の健康地球の環境のバランスをとるための唯一かつ最強の手段である。

引用元:ヨハン・ロックストローム博士

しかし、現況はというと食料自体が、人間と地球の両方を脅かす存在となっていると問いかけ、現在の世界的な食料システムを「抜本的に変える」よる必要があると強く主張しています。

ハンバーガーは週一回まで?!

研究者チームは第一段階として、現在の地球全体における赤身肉消費量を50%OFFに減らすよう提唱しています。

アメリカなどの先進国の場合は80%削減すべきとして、この赤身肉の消費量を50%削減するにはハンバーガーを食べる頻度を週1回にしなければならないと提唱しています。

この人間と地球に優しいダイエット法を行えば、間違いないく食肉業界は黙ってはいない、と業界関係者からの指摘もあります。

では、なぜ赤身肉の消費量を50%カットする原因となっている理由を見てみましょう。

赤身肉の消費量を50%カットにする理由

地球温暖化の原因の一つは牛のゲップ?!

実は、地球温暖化で見逃されている一大要因に畜産があります。

人間がもととなるメタン排出のうち約40%は家畜から発生しているのです。

メタンガスにはCO2の21倍の強力な温暖化効果があります。

などの消化器からのメタン発酵や糞尿管理によって、1億トン以上のメタンが家畜から排出されています。

これはCO2換算値約24億トンに匹敵します。

特に牛から排出されるメタンガスは一日に200リットルにもなります。

これはゲップとしてです。

たかが牛のゲップですがされど牛のゲップで地球温暖化には悪影響になっているようです。

牛のゲップ動画

Burping cow
牛のゲップ

実際牛のゲップがどんな感じなのか動画を探してみるとこんな感じでした。

一日のメタンガスの排出量が本当に200キロリットルなるのか不思議になるほどカワイイものですが、次の動画は実際に牛一頭を使って牛のゲップを検証したものです。

Why burping cows do not help stop climate change (2009)
牛のゲップの検証

家畜のえさは人間の10倍必要

家畜を飼育するためには人間約10倍餌が必要です。

肉1kgを生産するには飼料用穀物が…

  • 牛肉で11kg
  • 豚肉で7kg
  • 鶏肉で3kg
    必要です。

消費する水分も、1kgの小麦のために必要な水の200倍以上の水が、1kgの牛肉を生産するために必要です。

地球上の飢餓人口約10億人です。

その多くは低所得国の人々です。

高所得国や中所得国の人々が動物の肉を大量に食べている状況で、穀物は低所得国の人々には渡らず、その多くが家畜の餌となっています。

健康のためにも飢餓人口を少なくするためにも植物を中心とした食生活が地球にも優しいようです。

スウェーデンのストックホルム大学の非営利団体ストックホルム・レジリエンス・センターの所長で、レポート筆頭著者のひとりでもあるヨハン・ロックストローム先生は、オスロのイベントで講演を行いました。

「食料は、環境への負荷を上昇させている唯一最大の要因だ」

引用元: ヨハン・ロックストローム先生
ヨハン・ロックストローム

食料の消費量を削減するということなんでしょか?

何となくは分かるのですが、もう少し具体的な説明があると分かりやすいと思うのですが…

プラネタリウムダイエットの5つの戦略

レポートでは、プラネタリー・ヘルス・ダイエットを世界的規模で導入していくうえで、以下の5つの戦略を提案しています。

  1. 目標:目標の達成に向けて世界各国が責任を持って取り組む
  2. 品質:世界全体の農業をより質を重視する方向に転換する
  3. 報酬持続可能な農業に対してインセンティブを提供する
  4. 連携:土地と海洋の管理を連携させる
  5. 廃棄食品廃棄物を減らす取り組みを強化する

ここまで聞くと地球温暖化対策に似てる気もしますが、要するに各国が責任を持って地球にやさしい食料を質より量で生産して、無理、無駄、ムラなく有効活用しましょうというこのようです。

TEDでのスピーチ

5 transformational policies for a prosperous and sustainable world | Johan Rockström

16カ国37人の研究者からなるグループが、人類の健康増進と持続可能な食料システムを推進する食生活の枠組みをまとめたレポートを公開しています。

「人類の時代における食料:食料と惑星、健康に関するEATランセット委員会」と題されたレポートは、2019年1月16日付けで英医学誌『ランセット』に掲載された。

引用元: Food in the Anthropocene: the EAT–Lancet Commission on healthy diets from sustainable food systems

ここで提案されている食生活は、温室効果ガスの排出を減らし、気候変動を阻止する効果があると研究チームは主張しています。

では、具体的にプラネタリウムヘルスダイエットを実行するためのポイントを見てみましょう。

食料システムの転換を目指す

このレポートの作成を依頼したのは、スウェーデンのストックホルムを拠点にして、食料システムの転換を目指す非営利団体「EAT」です。

ノルウェーのオスロでは、レポートの公開を記念してイベントが開催されました。


ウォルター・ウィレット

レポート筆頭著者のひとりで、ハーバード大学公衆衛生大学院の栄養疫学教授、かつ同大医学大学院の教授でもあるウォルター・ウィレット先生はその場で、「人類は現在、環境という観点のみならず、健康とウェルビーイングの面でも、とてつもない危機に直面している」と述べた。

まとめ

このプラネタリウムヘルスダイエットは地球の環境を国単位で責任を分担して食料消費をコントロールするという考えた方に基づいて、具体的には、3つのポイントがあります。

  1. 赤身肉消費量を50%OFF 、ハンバーガー週1回まで
  2. 全粒穀物、豆類、果物、野菜中心の食生活へ転換する
  3. 肉、魚、卵、砂糖や精製穀物の消費を大幅に削減する

ソフトな感じの菜食主義へみたいな感じですが…、日本には精進料理あります。

Processed with VSCOcam

精進料理とは、野菜類、穀類、海藻類、豆類、木の実、果実など生臭物(肉、魚介類)を使用しない精進物で作った料理のことですが、まさにこのプラネタリウム・ヘルス・ダイエットは精神料理がピッタリですね。

日本の食事は、約150年前の明治維新の頃までの、米飯に一汁一菜の粗食が基本で、お祝いの日くらしか魚を食べませんでした。

でも、たまにはステーキも食べたいですよね。