米ホワイトハウスは28日、ベトナム・ハノイで行われたトランプ大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長による2日間にわたる米朝首脳会談について、合意に至らずに終了したと発表しました。
米朝首脳会談 結果
焦点は:
- 北朝鮮が『完全な非核化』に向けて具体的措置を約束する。
- アメリカがどこまで『見返り』を与えるか。
サラ・サンダース大統領報道官は:
「現時点では何ら合意に至らなかったが、両国の代表団がそれぞれ今後行われる会談を楽しみにしている」と述べました。
会談で予定されていたワーキングランチと調印式は土壇場でキャンセルとなり、両首脳は別々に会場を後にしました。
そもそも何でもベトナムで、今回の首脳会談を行ったんでしょうか?
トランプ大統領のTwitterは?
Great meeting and dinner with Kim Jong Un in Hanoi, Vietnam tonight. Looking forward to continuing our discussions tomorrow! #HanoiSummit pic.twitter.com/J3x6lUGzjS
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2019年2月27日
ベトナム開催4つの理由
ベトナム政府関係者によると、ベトナムは、アメリカと北朝鮮に対して、強い働きかけを行ったという。
- 経済効果と観光客増加:昨年のシンガポールでの米朝首脳会談は、大成功を収め30億ドルもの経済効果をもたらし、世界からの観光客も急増した。
- トランプ大統領がベトナムを気に入っている: 2017年11月にベトナム中部のダナンでAPECを実施しており、てもらっています。
- 北朝鮮と血盟関係:一方の北朝鮮とは、1950年1月に国交を樹立しており、ベトナム、中国、北朝鮮、ラオスというアジアの社会主義国の『血盟関係』にあります。
- 北朝鮮の最大の友好国:現在でも、東南アジアにおいてベトナムは、北朝鮮にとって最大の友好国で、ハノイの中心部には、東南アジアで最大規模の北朝鮮大使館があります。
北朝鮮の市民の反応は?
ネットの声
- 多くの新聞の解説委員も予想を大きく外したね。
- トランプ氏が予想通りに動かないのは選挙の時に学習していたはずだが。
- 黒電話将軍が泣きついてくるにを待って実質的な会談をするんでしょう。
- 今回はコーエン氏の証言でメディアに色々聞かれるのが嫌なんでベトナムまで逃げて来たと思いますよ。
- 黒電話将軍もワザワザ列車で長旅して、トランプさんのメディア回避につき合わされちゃったんで、踏んだり蹴ったりと言う所でしょうかね。
- トランプ氏が黒電話将軍のことなど屁とも思ってないでしょうし、自分可愛いの人でしょうから。
- 後は弾劾されるか否かでしょうけど。昨日のCNNの記者たちは一種の高揚感に浮かれてましたね。トランプ氏の首を取ったような気でいました。
- 独裁的な政体を容認して経済を良くするなどと言うトランプのやり方は、過去の中国対応と同じで、アメリカが二度目の間違いを起こすことである。理念なきトランプの行動はショー的なパホーマンスを狙ったもので大きな期待はできない。
- 独裁国家をつぶすようなアメリカの対応が必要。
- トランプにも良心があったと思いたい。
- 金正恩は帰国後すぐトランプに泣きを入れてくると思う。
- 玉虫色で合意するよりはマシ。金正恩の方が焦っているはず。
- 制裁継続、制裁破りの中韓の監視が重要
- 南北ともまともにするにはクーデターしかないのかも。
- そうなるだろうと思っていました。
- この結果が分かっていたのにベトナム政府・ベトナム国民の皆様お疲れ様でした。
- 成果なしでまた66時間の旅!?疲れそう。。会ったことが成果だというんでしょう。
- とんだ茶番劇で終わった。
- ある意味、今回の決裂は成功と言えよう。まやかしの核廃棄ではアメリカを納得させることは出来ないということを北は理解した。
- トランプ大統領は、北朝鮮の正恩を甘く見ていた。正恩もトランプを甘く見ていた。
- 北朝鮮は絶対に非核化をしない。軍備は飛べない戦闘機、再浮上困難な潜水艦、補給困難な燃料。頼りはミサイルだけだ。
- 更に厳しい制裁を続けるべき。
- 瀬取りなども取締を強化して拿捕すべし。
- 北朝鮮 経済制裁が続くから また韓国や中国から 裏で支援してもらうんだろうな。 そうならないように 厳しく監視をしないとダメだね。
- キムがニコニコしていたのは、美味しい御飯が食べられるからだったんだね!
- これで、日本の孤立化は免れた!逆に、韓国の文大統領のもくろみがハズレ、窮地に陥るのではないか。?明日の、3・1独立記念の式典も、南北の思惑通りにはならない。北朝鮮の金正恩委員長は、独自路線で遂行するだろうが、韓国の文大統領は対日強硬路線で『米朝合意』に期待していたのだろうが、肩透かしを喰らった状態だ。今後 韓国は、国連および国際社会から対北制裁違反を追及され、孤立していく事だろう。
まとめ
1年の内に2度も会えるとはやはりトランプ大統領の手腕は大したものでないでしょうか。
アメリカでは自分の側近だったコーエンさんが聴聞会にかけられている映像で一杯の中で、少しでも有利になるように、調印してしますという選択肢もあったのに....
それをせずに帰路に就く後ろ姿にアメリカの大統領としての大きさを感じました。
それにしても60時間の電車の旅とはスゴイですよね。