
ご本人曰く「あんまり得意じゃないよ、お金の話なんて」と言われていますが、アパホテルの躍進を見ると何か秘密があるような気がします。
元谷芙美子社長のお金の哲学地球に点を持つ不動産投資術についてまとめてみました。
目次
アパホテル社長 お金の哲学 地球に点を持つ不動産投資とは?
まず簡単にアパホテルと元谷芙美子社長のプロフィールをご紹介したいと思います。
アパホテルとは?
アパホテル株式会社は、日本だけではなくニューヨークやバンクーバーなど、全世界に502ものホテルを展開し、成長の勢いはとどまるところを知りません。
元谷芙美子社長の肩書
元谷社長は、アパホテルの社長業とアパグループ不動産部門の統括戦略本部長を兼任し、自ら前線に立って不動産営業をしています。
元谷芙美子社長プロフィール
【元谷芙美子(もとや・ふみこ)】福井県出身。
住居 | 日本 |
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国籍 | 日本 |
別名 | アパ社長 |
民族 | 大和民族 |
出身校 | 福井県立藤島高等学校、法政大学、早稲田大学 |
職業 | 実業家、大学教授、歌手 |
団体 | アパホテル株式会社 |
肩書き | アパホテル株式会社取締役社長 |
任期 | 1994年〜 |
前任者 | なし(初代) |
配偶者 | 元谷外志雄 |
県立藤島高校卒業後、地元の信用金庫に入庫後、1971年に夫の元谷外志雄さんが起業した会社の取締役となり、1994年からアパホテル株式会社取締役社長さんです。
多忙な社長業をこなしながら早稲田大学大学院を卒業しているのはスゴイです。
【一問一答】お金持ちになるには?
【問】お金持ちになるために何をするのか?
【答】「使わないお金は価値がない」
「小さいころから、女々しく生きるのはカッコ悪いと思っていた」
「使わないお金は価値がない」
「ハンサムな生き方でしょ? 」
持って生まれた気質で「使わないお金は価値がない」と言っている訳ではないようです。
次に、お金持ちになる具体的なステップを紹介します。
お金持ちになるにはまず家を買う
インタビュアーに対して元谷芙美子社長からの質問:
【問】あなた、今どこに住んでます?
【答】夫と一緒に、賃貸のマンションで暮らしてます。
【問】家買ってないなんて、全然ダメよ! あなた、何のために仕事してるの?
【答】そこまでのことなんですか?
結婚したり、資金が貯まったり、子供が出来たりと、普通の家を買う時の流れだと思うのですが、元谷芙美子社長の考え方は少し違うようですね。
「大家さんの財布にお金を入れるため」
【問】失礼だけど、そんなの「大家さんの財布にお金を入れるため」に働いてるようなものよ。
ちゃんと家を買って、自分の財布にお金を入れないと。
ヤドカリですら、自分の家を背負って生きてるんだから。

【答】でも、目の前の生活費を稼ぐのに必死で、家を買うどころでは…
普通の人の考え方からするの景気も悪いし「家を買うどころじゃ...」となりますよね。
家を買う目的で貯金をする
【問】もし買えないなら、まずは「家を買う」って目的を持って、すぐに貯金しなさい。
【答】さっき貯金しない主義と言っていた元谷さんが、そこまで言うとは…
そんなに頑張って家を買って、何か変わるんですか?
家を買うとは、地球上に「点」を打つということ。全部が変わるよ!
元谷芙美子社長曰く、自分の城を持つのは、腹をくくらないと出来ないので仕事対する姿勢も変わり、エンジンのかかり方も今までとまったく違ってきます。
更に、家を所有すると言うことは社会的信用もUPし、「あいつ、まだ若いのに家を買ったのか」って信頼を寄せられるようになるとのことです。
「地球に点を持つ」の一言にグッと来ますね!
家を持つとヤル気と信頼も違う
「家を買うとただ単に生活する場所を確保するという意味だけじゃなくて、自分のヤル気をUPさせ、更に社会的な信用も買うということなんですね。これからちょっとずつ貯金して、子供を授かったタイミングで家を買おうと...」とインタビュアーが答えた瞬間、間髪入れず...
そんなのもう遅い!
自分がほしいタイミングでは遅い
なぜ遅いのかの理由がとても元谷芙美子社長らしくて感銘を受けます。
「結婚とか子どもができたとか、“自分がほしいとき”に家を買おうとするでしょう?だから、お金が集まってこないんや」
「お金持ちになる方法をきかれて、私が“家を買うほうがいい”と言ったのは、タイミングを買うことを覚えなさいと伝えたかったからよ」
今なら低金利で不動産のような大きな買い物をするには絶好のタイミング。
「その時代の流れを読んでタイミングを見たお金の使い方をする人が、お金持ちになるんです。」との一言はスゴイですね。
- 賃貸に住んでいても、「時代を読む」力は養われない
- 家を買うことで、時代を読むステージに上がれる
- 生きた学びを得るには、世界を自分の目で見る
- 異業種交流会などでいろんな人の意見を吸収する
まとめ
元谷芙美子社長曰く、地球に点を持つ不動産投資とは、超低金利の今だから今賃貸に住んでいるなら、自分の結婚、出産、貯金などの自分のタイミングに囚われるのではなく、不動産のタイミングで買うことが大切だと説いてます。
不動産はタイミング。
自分のタイミングで買うのは遅いようです。
結婚や退職時など必要なときに買いますが、プロは要る、要らないで判断せず、タイミングを買うのです。
その理由として、元谷芙美子社長は、経済がサイクルで動いているからと指摘しています。
バブルだろうと、リーマンショックだろうと、上がれば下がるし、下がれば上がる。
景気が変動する中で、どこで買うか、誰から買うかが大事でとも言っています。
こうしたタイミングの変化を見極めるために一番必要となる要素は、金利水準です。
もし物が高くなっても、金利が安ければ返済額は少ないまま。
運用で考えたら、全額借りても、その返済より家賃収入のほうが多くなるはずです。
今、世界と比較すると、日本は金利がとても安いです。
台北、上海、香港、シンガポールといった主要都市の住宅価格は高騰して割高になっていますが、東京はまだ割安です。
なかでも、都心の不動産は慢性的な供給不足なので、今からしっかりと計画を立てて地球に点を持つことを考えるのがベストのようです。