目次
日本の億万長者1位~30位と前澤社長22位へ
日本長者番付(Japan’s 50 Richest List)
1位ユニクロの柳井さん、2位ソフトバンクの孫さん、3位キーエンスの滝崎さんらの上位三人が2兆円超えとはスゴイですね。
第2位の孫さんは2兆円を超える資産がありながら、800円のランチで200円のお釣りをしっかりと貰うそうです。
第10位 三木正浩 純資産3960憶円
年齢:63歳
企業:ABCマート
第10位には靴の小売で有名なABCマートの創業者、三木正浩氏がランクインしました。
ABCマートは現在国内900店舗、海外200店舗を展開する大企業へと成長しています。たった一代でこれほどの大企業を作り上げるとは凄いですね。
三木氏は2017年の日本長者番付でも10位にランクイン。現在もABCマートの株式を個人で4分の1以上所有しています。
第9位 永守重信 純資産4510憶円
年齢:75歳
企業:日本電産
第9位にランクインしたのは、日本電産の創業者である永守重信氏です。
日本電産は、精密小型モーターの開発・製造において世界一のシェアを維持・継続しています。
日本電産が倒産に陥った時、京都の九頭竜大社の神主の鑑定を受けると運命は来年の節分に変わると助言され、経営を続けたところ、翌年の節分になんと経営の危機を乗り越えたようです。
また、「一番以外はビリだ」と発言しています。
とても強固な精神を持っていますね。
第8位 伊藤雅俊 純資産4510憶円
年齢:95歳
企業:イトーヨーカ堂
伊藤雅俊氏は、イトーヨーカ堂の他、セブン-イレブン・ジャパン、デニーズ・ジャパンを設立し、セブン&アイ・ホールディングスという巨大グループを作り上げた大経営者です。
もともと家族が洋服店を営んでおり、商売の厳しさを知ったそうです。「お客様は来てくださらない」「お取引先は売ってくださらない」「銀行は貸してくださらない」だからこそ、信用を大事にしなければならない。という言葉を残しています。
また、数々の書籍で知られるピーター・F・ドラッカーとは30年来の親友で、一緒に大学院を設立したり、互いに尊敬しあう仲だったそうです。
第7位 重田康光 純資産5170憶円
年齢:54歳
企業:光通信
携帯販売事業など多角的なサービスを展開する光通信の創業者兼代表取締役の重田康光氏が第7位にランクインしました。
重田氏は、1996年に史上最年少31歳で株式公開、1999年には、当時史上最年少34歳で東京証券取引所第一部に上場をし、一躍時の人となりました。
なんと、1999年には約2兆6000億円の個人資産を持つ世界5位の大富豪となりました!
しかし、その後大量の携帯電話架空契約を行なっていたことが発覚し株価は急落。一時は赤字転落しましたが、その後黒字復活を成し遂げ、2017年度は、営業利益10%増加の成長を見せています。
第6位 森 章 純資産5280憶円
年齢:82歳
企業:森トラスト・ホールディングス
第6位にランクインしたのは、森ビル創業者である森対吉郎の三男であり森トラスト・ホールディングス会長である森章氏です。
2008年には日本人1位にランクインしています。
六本木に立ち並ぶビル群の一部は森トラストが開発に携わっていますね。
第5位 三木谷浩史 純資産5280憶円
年齢:54歳
企業:楽天株式会社
第5位にランクインしたのは、東北楽天ゴールデンイーグルスのオーナーでも知られる三木谷浩史氏です。
三木谷氏はいわゆるエリートで一橋大学を卒業し日本興業銀行(現みずほ銀行)に入行、ハーバード大学経営大学院を修了し、日本興業銀行を退社した後に楽天を創業しました。
とても華々しい経歴ですね。
第4位 高原豪久 純資産5390億円
年齢:57歳
企業:ユニ・チャーム
第4位には、ユニ・チャームの代表取締役社長の高原豪久氏がランクインしました。
ユニ・チャームは、、ベビー用・大人用紙おむつ、生理用品でシェアNo.1を維持している会社です。2018年度も増収増益と安定した成長を続けています。
高原豪久氏は、ユニ・チャームの創業者・高原慶一朗氏の長男で、2001年から同社の代表になりました。
お父さんの高原慶一朗氏は、去年の日本長者番付で8位に入っており、「成功するまで続けることが成功のコツ」「今日の最高は明日の最低」など数々の名言を残した名経営者です。
高原慶一朗氏は、2018年10月3日に老衰のため亡くなりました。
第3位 滝崎武光 純資産1兆7930憶円
年齢:73歳
企業:キーエンス
第3位にランクインしたのはキーエンスを経営する滝崎武光氏です。
キーエンスという会社をご存知ですか?
あまりメディアに出ることが少ないため認知度は低いかもしれません。
キーエンスは、工場用センサーの開発・販売を主な事業領域とし、製造業を主としています。
「無借金会社になる」ことを目指し、売上高営業利益率は50%を超えています。
いらないものを排除し、世の中にないものを作り続けるという理念を持っています。
第2位 孫 正義 純資産2兆3760憶円
年齢:61歳
企業:ソフトバンクグループ
第2位にランクインしたのはソフトバンクグループの創業者である孫正義氏です。
大学在学中に音声装置付きの多国語翻訳機を開発し、当時シャープ専務の佐々木正氏に1憶円で買い取られたというエピソードがあります。
「20代で名乗りを上げ30代で軍資金を最低1000憶円貯め40代で一勝負し50代で事業を完成させ60代で事業を後継者に引き継ぐ。」という孫氏が19歳のころに打ち立てた人生計画を見事、有言実行しています。
第1位 柳井正 純資産2兆4420憶円
年齢:70歳
企業:ファーストリテイリング
第1位にランクインしたのは、「ユニクロ」や「GU」を展開するファーストリテイリングの社長である柳井正氏です。
大学時代は特に将来の夢を持つことなく怠惰な生活を送っていました。
大学卒業後は父の紹介で「ジャスコ」に入社しましたがすぐに辞めてしまったようです。
その後、実家の紳士服店を手伝っているうちに経営・商売の面白さに気づきました。
何度も失敗を繰り返しながら成功を収めたのですね。
順位 | 氏名 | 企業名/ブランド名/業種 | 資産額 (億円) | 年齢 |
1 | 柳井正 | ファーストリテイリング | 2兆7670 | 70 |
2 | 孫正義 | ソフトバンク | 2兆6670 | 61 |
3 | 滝崎武光 | キーエンス | 2兆670 | 73 |
4 | 佐治信忠 | サントリー ホールディングス | 1兆2000 | 73 |
5 | 三木谷浩史 | 楽天 | 6670 | 54 |
6 | 重田康光 | 光通信 | 6000 | 54 |
7 | 高原豪久 | ユニ・チャーム | 5780 | 57 |
8 | 森章 | 森トラスト | 5220 | 82 |
9 | 永守重信 | 日本電産 | 5000 | 74 |
10 | 毒島秀行 | SANKYO(パチンコ) | 4950 | 66 |
11 | 小林一俊・孝雄・正典 | 株式会社コーセー | 4330 | 12 |
12 | 伊藤雅俊 | セブン&アイ ホールディングス | 4220 | 94 |
13 | 三木正浩 | ABCマート | 4210 | 63 |
14 | 似鳥昭雄 | ニトリ | 3780 | 75 |
15 | 安田隆夫 | ドン・キホーテ ホールディングス | 3000 | 69 |
16 | 大塚実・裕司 | 大塚商会 | 2890 | 96,65 |
17 | 韓昌祐 | マルハン | 2670 | 88 |
18 | 野田順弘 | オービック | 2610 | 80 |
19 | 多田勝美 | 大東建託 | 2450 | 73 |
20 | 木下盛好 一家 | アコム | 2280 | 20 |
21 | 岡田和生 | ユニバーサル エンターテインメント (パチスロ機の製造等) | 2270 | 76 |
22 | 前澤友作 | ZOZO | 2220 | 43 |
23 | 宇野正晃 | 株式会社コスモス薬品 | 2110 | 72 |
24 | 松井道夫・千鶴子 | 松井証券 | 2000 | 30 |
25 | 栗和田 榮一 | SGホールディングス | 1940 | 72 |
26 | 森佳子 | 森ビル(森稔夫人) | 1920 | 78 |
27 | 鈴木郷史 | ポーラ・オルビス ホールディングス | 1910 | 65 |
28 | 武井博子 | 武富士(創業者夫人) | 1890 | 65 |
29 | 多田直樹・高志 | サンドラッグ | 1830 | 21 |
30 | 小川賢太郎 | ゼンショーホールディングス | 1670 | 70 |
第30位のゼンショーホールディングスはすき屋などの飲食店を展開しています。
ZOZO前澤前社長「日本長者番付」で18位から22位に
ファッションEコマースサイトの「ZOZOTOWN」の運営元、ZOZO創業者でビリオネアの前澤友作は今年1月5日、ツイッターで総額1億円の「お年玉キャンペーン」を立ち上げ、世間を驚愕させました。
これは、ZOZOTOWNの新春セールが史上最速で取扱高100億円を突破したことを記念する企画でした。
前澤社長のアカウントをフォローし、リツイートした人から抽選で100人に、100万円をプレゼントするというもので、このツイートは480万回リツイートされました。
しかし、ZOZOの株価は直近の12カ月で26%下落となり、前澤社長は約7億ドル(約780億円)の資産を喪失した計算になります。
前澤前社長の資産額約2100億円
フォーブスが4月11日に発表した「日本長者番付(Japan’s 50 Richest List)」で前澤社長は、昨年の18位から22位に順位を下げ、現在の資産額は19億ドル(約2100億円)と推定されています。
ZOZOの発行株式の36%を保有する前澤社長は、1990年代中盤に輸入レコードやCDの通販事業を始動し、1998年にZOZO(当時の名称はスタートトゥデイ)を創業し、ファッションEコマースに参入しました。
ZOZOTOWNは現在、日本最大級のオンラインファッション通販サイトの1社となり、直近の通年売上高は980億円を突破しました。
現在43歳の前澤は昨年9月、2023年に月に向かう宇宙ロケット「スペースX」の全座席を、非公開の金額で購入したことで注目を浴びています。
アートの収集家
バスキアが日本に戻ってきた。久しぶりの生バスキアはやはりすごい迫力。サインのとこにある足跡はバスキア本人のものらしい。9月21日から森アーツセンターギャラリーにて #バスキア展 開催! https://t.co/zpIn4sP8pf pic.twitter.com/zmDZeycg7e
— Yusaku Maezawa (MZ) 前澤友作 (@yousuck2020) June 29, 2019
前澤社長はアートの収集家としても知られ、2017年にはジャン=ミシェル・バスキアの絵画「Untitled」(1982年)を123億円で購入した。
一部のアナリストは、前澤社長の世間との関わり方が投資家の心理に悪影響を与えたと指摘しています。
「ZOZOに対する信頼度は下がっている」と言うのは、JPMorganの東京支社でエグゼクティブ・ディレクターを務めるDairo Murata。
今年2月に前澤は、しばらくツイッターの更新をやめ、会社の経営に専念すると宣言。
本業に集中します。チャレンジは続きます。必ず結果を出します。しばらくツイッターはお休みさせてください🙇♂️
— Yusaku Maezawa (MZ) 前澤友作 (@yousuck2020) February 7, 2019
ZOZOの広報担当は、「前澤のツィッターは個人のアカウントであり、会社の意見を代表しているものではない」と述べつつ、「皆様の意見は重要です。様々な貴重な声を今後の企業運営に活かしていく」とコメント。
その後1月には、2019年3月期の業績を下方修正し、純利益が昨年4月時点の予想(280億円)を36.4%下回る、178億円になる見通しであると発表しました。
しかし、
困難な状況下にあってもZOZOは市場での強固なポジションを活かし、いずれ業績を立て直すとJPMorganは予測しています。
JPMorganによるとZOZOTOWNは現在もなお、日本のファッションEコマース市場の売上シェアで、22%近くを維持しているとのことです。
ZOZOの1億円キャンペーン
ZOZOの1億円キャンペーン! https://t.co/lHmtIHGnI5
— Yusaku Maezawa (MZ) 前澤友作 (@yousuck2020) July 3, 2019
まとめ
バンドでメジャーデビューも果たした元ミュージシャンという経歴ながら、自社が運営するZOZOTOWNを日本最大級のアパレル通販サイトとして急成長させました。
色々と世間を賑わしている前澤社長ですが、ZOZOが減益を記録するのは、2007年の上場以来で初となるとは10年以上、増益を続けているとは、経営者としても一流だと思います。