こんにちはジョージ @orpelasです。
金森式ダイエットをはじめて「どんなサプリをどれだけ飲んだらいいか分からない..」という声をよく聞きます。
そこで、前回「金森式ダイエット サプリおすすめ 種類と量と飲み方【基本編】」という記事を投稿しました。
その記事が好評だったので「金森式ダイエット サプリが必要な理由と自分に合った飲み方とは?」というタイトルで記事をUPすることにしました。
この記事は、以下の項目に興味がある人にも参考になると思います。
こんな方におすすめ
- サプリを飲みたくない理由を知りたい人
- サプリを飲む量の判断基準を知りたい人
- サプリをどこで買うのがいいか知りたい人
停滞期もありましたが、僕も金森式ダイエットで何とか6ヶ月間で12kg痩せました。
↓金森式をはじめた理由から痩せるまでをまとめたのでよかったら覗いてみて下さい。
参考:金森式ダイエット 断糖高脂質6ヶ月で-12キロ減 【成功体験記】
金森式 サプリが必要な理由と自分に合った飲み方とは?
まずは5大栄養素のおさらいからはじめます。
これって意外に大切なんです。
僕が最初に思った疑問は「5大栄養素の区別を身体はどうやってるのか?」というものでした。
何がたんばく質で、何が脂質なのか…
名前や用途や効果については、後から人間が付けた後付の情報ですよね。
「OO不足」や「FPC比率は?」などの計算をする度に「何かちょっと違うじゃないか?」と思っていました。
でも、「その何か違う..」の「その何か?」が分からないまま時間が経ってしまいました。
その後、ヒトの身体についての本を色々と読んでみて、ようやくしっくりくる説明にたどり着きました。
僕以外の人にとっては「そんなの小学校で習ってるよ!」的なところだと思いますが…。
結論から言うと、身体は栄養素を区別している訳ではなく、それぞれの役割に必要な栄養素だけを選択して集めています。
具体的には、分子のレベルまで食物を細かく砕いて身体に必要な栄養素だけを選びます。
なのでカロリー計算などは必要なく肉・魚・野菜など自然の食材を満遍なく食べていれば問題はありませんでした。
それでは「何で5つも栄養素があるのか疑問に思いませんか?」
全ての栄養素が一遍にとれる食べ物があれば便利ですよね。
400万年とも600万年とも言われている人類の歴史において、定住がはじまり農業が成立したのはたったの1万年前からなのです「ヒトはおかしな肉食動物(P7)」。
1/400とは、定住と農業が始まっても、ほとんど無視してもいい短い時間しか経過していません。
それに対して、DNAの遺伝子情報は400万年前とあまり変わらず現在に受け継がれています。
ここがポイント
つまり、食文化は1万年の歴史でDNAの遺伝子情報は400万年前と変わらずというチグハグな状態になっています。
文明の恩恵は「知識」として受け継いているのもで、ヒトの遺伝子が急速に変化した結果ではないということです。
結論的には、5大栄養素という名前をつけ、その効果などについて理由付けをしたのはごく最近ということです。
遺伝子の構造的にヒトは400万年前の人類とほとんど変わらず、変わったのは食文化と食べ物ということになります。
以上のような事柄を踏まえて5大栄養素について見てみましょう。
5大栄養素とは?
ヒトが生きるために必要な栄養素は大きく5つに分類出来ます。
- たんぱく質
- 脂質
- 炭水化物(糖質)
- ビタミン
- ミネラル
それぞれの働きを見てみると、
- エネルギー源⇒糖質、脂質、たんぱく質
- 栄養素になる⇒たんぱく質とミネラルは血、筋肉、骨に必要な栄養素
- 潤滑油になる⇒ビタミンとミネラルは体の働きに必要な潤滑油
この5大栄養素は相互互換の関係にあり健康を保つために必須です。
分子レベルまで消化
基本的にヒトの身体は、食物が口に入ると栄養素を吸収しやすくするために分子レベルまで消化します。
必要な栄養素を選ぶ
消化が完了すると、身体の維持・管理・成長に必要な栄養素を選びエネルギーへ変換します。
肛門より排泄
不要な栄養素は小腸から大腸を通って最後は肛門より排泄されます。
ここでのポイントは、最初から5大栄養素として分かれてなく、それぞれの栄養素が必要に応じで臓器や器官から吸収されることです。
もう少し栄養素の3つの働きについて深堀りしてみます。
エネルギーになる
ヒトの体のエネルギーになるのは、炭水化物(糖質)と脂質とたんぱく質です。
糖質の摂取量が足りないと、たんぱく質が分解されてエネルギー源になります。
この分解作用を「糖新生」と呼びます。
よく「金森式ダイエットとケトンやスーパー糖質制限ダイエットは同じでは?」という記述を見ますが作用機序的に全く違います。
その違いについて金森先生のツイートを引用します。
【断糖高脂質とスーパー糖質制限の違い】
断糖で解糖系が動かずアセチルCoAを作るピルビン酸がない
→糖新生筋肉から取り出したアミノ酸
脂肪から取り出したグリセロール
等を使う
=筋肉量が減る断糖+高脂質だと脂肪酸のβ酸化でアセチルCoAが作られこれがエネルギー源だから筋肉は減らない pic.twitter.com/6lyb1SEHcW
— 金森重樹@ダイエットonlineサロン (@ShigekiKanamori) June 1, 2020
【断糖高脂質とスーパー糖質制限の違い】
断糖で解糖系が動かずアセチルCoAを作るピルビン酸がない
→糖新生筋肉から取り出したアミノ酸
脂肪から取り出したグリセロール
等を使う
=筋肉量が減る断糖+高脂質だと脂肪酸のβ酸化でアセチルCoAが作られ、これがエネルギー源だから筋肉は減らない。
活動量が多いほど、たくさんのエネルギーが使われ、使う分より多い糖質や脂質をとると、その分は身体に蓄積されます。
からだをつくる
- たんぱく質:筋肉や髪や爪などをつくる
- ミネラル:骨や歯をつくる
- 脂質:細胞膜などをつくる
この中でも、たんぱく質は身体のすべての部分をつくることに関係しています。
からだの調子を整える
ビタミンとミネラルです。
- 体温を調節
- 体内で必要な物質を作り
- 神経の働きスムーズする
身体の状態を一定に保つために大事な栄養素です。
ビタミンの一部を除いては体内でつくることができない物質なので、食事からとり入れなければなりません。
これら3つの要素を必要量に見合った分だけ摂るのがバランスのよい食事です。
サプリを飲む必要がある理由もここにあります。
「内臓脂肪が落ちる」の著者ハイマン先生の一節を引用させて頂きます。
引用
「あなたが狩猟や採集による自然食だけを食べ、純粋で清潔な水を飲み、澄み切った空気を吸い、慢性ストレスもなく、環境汚染物質にさらされることもなく、夜に9時間の睡眠を取るのなら、ビタミン剤は不要だ。それ以外の人には必要である「内臓脂肪が落ちる(P264)」。
ここは大切なポイントなので箇条書きで確認します。
- 狩猟や採集による自然食のみ食べる
- 純粋で清潔な水を飲み
- 澄み切った空気を吸い
- 慢性ストレスもなく
- 環境汚染物質にさらされる
- 夜に9時間の睡眠を取る
なら、ビタミン剤(サプリ)は不要です。
それ以外の人には必要です。
ココがポイント
現代食は、工場で大量生産され食べ物が工業化され「安く・腐らず・見た目がいい」を最優先にして栄養価を後回しにしてしまったツケが栄養不足の食べ物として流通するようになりました。
サプリの必要性が分かったところで、「なぜサプリが必要なのか?」をもう少し深堀りしてみます。
なぜサプリが必要なのか?
質的栄養失調の問題
食生活を変えない限り質的栄養失調の自覚症状はありません。
なぜなら栄養価の低い食べ物と食生活が当たり前の状態だからです。
何となく「栄養失調」という言葉に抵抗もあり「自分は質的栄養失調じゃない..」と金森式ダイエットをはじめた当初は思っていました。
ところが、最初の2ヶ月が過ぎ体重が落ちるスピードが鈍化して停滞ぎみになると‥
「自分もやっぱり質的栄養失調なのか??」と思い、サプリで栄養補給を真剣に考えるようになりました。
具体的にどんな食品が栄養価が低いのか見てみましょう。
まずは魚からです。
食料の栄養素が不足
世界的な人口増加と自然食志向によって海洋資源である「魚」の漁獲量が年々減少しています。
国連の食料農業機関によると、私たちが食べる魚の50%が養殖だと言われてます。
参考:養殖サーモン 生産者は絶対に食べない!安全でない4つの理由
この本によると、「100年前アメリカでは食費の3/4は家庭で食べていたが、今や1/2は外食、それもファストフード店で食べている(p11)」こうなると安くて早い傾向により拍車がかかり、それとは反比例して栄養価はどんどん低くなっています。
先日「フード・インク」という映画を見ました。
その時のツイートが以下のとおりです。
#金森式 フードインク
牛肉市場の80%をTOP4社が牛耳る種子からスーパーまで全て管理下。工業食品の原料はコーン→アメリカの30%はコーン農家→放牧より安いし太る。過去20年間で3人1人が糖尿病予備群。ハンバーガーが$1で野菜はその3倍。食品がファーストフード化してる。貧富の差は健康の差へ😰 https://t.co/OZR6oRKbar
— ジョージ@筋トレ金森式ブロガー (@orpelas) March 3, 2021
フードインク
- 牛肉市場の80%をTOP4社が牛耳る
- 種子からスーパーまで全てを管理している。
- 工業食品の原料はコーンでアメリカの30%はコーン農家
- →放牧より安いし早く太る。
- 過去20年間で3人1人が糖尿病予備群。
- ハンバーガーが$1で野菜はその3倍。
- 食品がファーストフード化してる。
「貧富の差は健康の差」、どんどん格差が広がっています。
養殖魚だけにとどまらず、ファストフードや食肉産業まで、安くて大量生産できて保存が効く食べ物が大量生産される時代へ進んでいるようです。
前置きが随分長くなりましたが、金森式ダイエットをやるうえで「世の中がどれだけ加工食品まみれなのか」知ることはとても大切な要素です。
ここから具体的なサプリについて説明します。
自分に合った飲み方を見ける方法
サプリの必要量には個体差がある
人が必要とするビタミンの量は、先天的に決まっています。
同じ量のサプリを摂っても、それを有効活用出来るかどうかは、先天的に決まっています。
確率的親和力とは、人が必要とするビタミンの量は、先天的に決まっています。
この確率的親和力についてのツイートです。
#金森式 サプリ必要量に個体差がある理由
人が必要なビタミン量は遺伝子で既決 。遺伝子が違うと代謝酵素の形が異なり補酵素の結合割合を「確率的親和力」という(P96)。この足りない栄養素を補うのを分子栄養学で「パーフェクトコーディング理論」という。言葉は難しいけどなぜが解けると面白いね☺️ pic.twitter.com/Z3KN9nOhh3
— ジョージ@金森式筋トレブロガー (@orpelas) March 1, 2021
サプリ必要量に個体差がある理由
- 人が必要なビタミン量は遺伝子で既決 。
- 遺伝子が違うと代謝酵素の形が異なり補酵素の結合割合を「確率的親和力」という「すべての不調は自分で治せる(P96)」。
- この足りない栄養素を補うのを分子栄養学で「パーフェクトコーディング理論」という。
- 言葉は難しいけどなぜが解けると面白い。
遺伝子の違いで個体差があり、自分の最適なサプリの分量を見極めるに一番の方法は毎日のサプリの量を数値化して記録することです。
まとめ
「内臓脂肪が落ちる」の著者ハイマン先生の一節を再度引用します。
「あなたが狩猟や採集による自然食だけを食べ、純粋で清潔な水を飲み、澄み切った空気を吸い、慢性ストレスもなく、環境汚染物質にさらされることもなく、夜に9時間の睡眠を取るのなら、ビタミン剤は不要だ。それ以外の人には必要である「内臓脂肪が落ちる(P264)」。」
つまり現代人は、食文化は1万年の歴史。
DNAの遺伝子情報は400万年前と変わらずというチグハグな状態になっています。
さらに、睡眠不足やデジタル機器の弊害など、食べ物以外にも弊害が多く、そのストレスにより身体が炎症し、それを癒やすために、ビタミンやミネラルが使われるという悪循環に陥っています。
まず「ガチ速」に載っているサプリからスタートして徐々に自分の体質に合わせて取捨選択するのがベストだと思います。
今までにやったことがない断糖高脂質やサプリによる栄養補給などですが、裏付けとなる理論がしっかりとしてますので、安心してトライしてみてください。